はじめに

■ MediaConnect とは

AWS Elemental MediaConnect は、高品質なライブ動画伝送サービスです。衛星ネットワークやファイバー接続をの代替手段として利用することが可能です。IP ベースのネットワークが持つ柔軟性、機敏性、そして経済性と同時に、衛星とファイバーの信頼性とセキュリティを享受することが可能となります。MediaConnect では、衛星やファイバーを使ったミッションクリティカルなライブ動画ワークフローがわずかな時間とコストで構築できます。

■ ユースケース

MediaConnectでは以下のようなユースケースがあります。

伝送(Contribution)

オンプレミスのエンコーダーから MediaConnect にコンテンツを取り込むことができます。   出力は MediaLive などのAWS内のエンコーダーに送ることで、配信サービスを提供することが可能です。下の図では Primary と Secondary の2つのオンプレミスエンコーダーからそれぞれのMediaConnectで受け取り、1つのMediaLiveに出力することで、冗長性の高い伝送サービスを提供することが出来ます。

usecase1

リージョンをまたいだ映像分配(Distribution)

MediaConnect を用いて地理的に異なる複数の箇所に場所に映像を分配することが可能です。
下の図はオレゴン州ポートランドにあるオンプレミスのエンコーダーから世界中(ニューヨーク、ボストン、シンガポールなど)に映像を分配しています。 MediaConnect はエンコーダーに物理的に近いリージョン(us-east1)で受け取り、受信する地域に近いリージョンの MediaConnect へ送信します。物理的に近いリージョンとの通信になり、より安定した映像伝送が実現できます。

usecase2

AWS アカウント越しの映像伝送(Entitlement)

MediaConnect では他のAWSアカウントに対して映像を伝送することができます。
たとえば、ある会社がテレビ局と試合映像を共有したいとします。MediaConnect では試合映像を受け取り、各テレビ局のAWSアカウントに映像を送信出来るようにします。受信側は、送信側と同じリージョンのAWS Elemental MediaConnect を作成する必要があります。 AWS アカウント越しの場合、送信側は受信側に対して発生したデータ転送料に対して請求する割合を指定することができます。

usecase3

■ ハンズオンの内容

arch1

今回のハンズオンでは、リージョンをまたいだ映像伝送を実施します。内容は海外からの映像伝送を仮定してバージニア北部のリージョンに立てた EC2 インスタンスから映像を MediaConnectへ送り、東京にある MediaConnectへ伝送します。
その後、Handson1 と同様 MediaLive と MediaStore を使用して伝送された映像を視聴します。